株式会社コーエーの開発でイレブンアップ株式会社運営のWindows用MMOアクション「真・三國無双BB」(以下「無双BB」)は5月16日、「Yahoo! BB会員またはSoftBankブロードバンドサービス会員」(YBB会員)とネットカフェからのみに限定されていた接続制限を撤廃した。動作するパソコンさえあればすべてのISPから接続可能となり、ユーザー数が少なく適正なマッチングさえおぼつかなかった現状を打破すべく再スタートを切った。本稿では、ISP開放後の新たな「無双BB」世界の模様をお伝えしていく。
■ 「衛士」以降の目標の設定と不人気勢力を盛り立てる仕組みが必要
前回のレビューでお伝えした本作の抱える課題として、プレーヤーがいないためにマッチングが行なわれにくい状況を紹介した。これに関しては、今回のISP開放や各種アップデートを通じて問題が解決しつつある。しかし、人は増えたが常着しないという新たな問題が浮上しつつある。
繰り返しになるが、この原因は、「練兵」による無料出撃ができなくなる「衛士」以上のユーザーに対して、プレイの指標が与えられていないことが挙げられる。プレーヤーと対峙する際の指南や、勝利しなければアイテムを獲得できなかったり、上級の武器を扱うことのできる「激突」の「熟練」や「精鋭」でどのような立ち回りをすべきかわかりにくい。プレーヤー4人で勝利してもなぜ勝利できたのか、逆になぜ負けてしまったのかの実感がつかみにくくなっている。
勝利できなければ敵勢力の侵攻を許してしまうばかりでなく、戦闘中に取得したアイテムも破棄されてしまう。「練兵官」システムは導入口として優れたシステムなだけに、今後は激突を繰り返していく有料ユーザー向けにも、戦略の方針転換のタイミングや敵プレーヤーと対峙するタイミングなどをしっかりとサポートしてほしい。
また、最大勢力の曹操軍と、勢力では3分の1しかいない董卓軍では街の賑やかさからマッチングに集まるユーザー数もまったく異なってくる。激突で、片側のユーザーが4人揃っているのに片側の頭数がなかなか揃わなかったり、ユーザーが少ないために市場に並ぶアイテムが少ないなど様々なデメリットがある。
危惧されるのは人の数が勢力の強さに直結してしまうことだ。勢力の鞍替えには軍資金や財産を没収された上に武器を封印されるなど厳しいペナルティがあるため、一度勢力に仕えてしまうと身動きが取れないのが実情だ。サーバー内(6月10日現在)では早くも袁紹が滅び、董卓が劣勢になっている。アイテムや武器を不人気の勢力に属するユーザーが得やすくするなど明確なメリットを強調してほしいところだ。
さらにPCゲームユーザーとしては、ぜひネットコードの改善をお願いしたい。ISP開放された結果、セッション中に他のキャラクタに接近すると極端なラグや瞬間移動をしているように見えるシーンが頻繁に見られるようになった。瞬間移動しながら迫ってくる相手に倒されることでゲームの流れが変わってしまおうものなら、なんともやるせない気持ちになる。ハイエンドユーザーと初心者ユーザーを繋ぐ試みと共に、快適なプレイ環境の構築もまた望まれるところだ。
ヤフーニュースより 抜粋
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